―ご入社までの経緯について教えてください。
前職は全国に支店がある食品の会社で営業をしていました。全国転勤がある会社だったのですが、地元を離れてみてやはり自分は地元の京都が好きだと気付き、将来のことも見据えて地元で働きたいという思いが芽生え始めたんです。
―京都の会社を中心に転職活動をしていったわけですね。
はい。その点で京都に根差したロマンライフは自分に合っていると感じました。仕事内容は変わりますが、店頭での販売職も営業職も突き詰めていくとお客様が買いに来られるか、こちらから売りにいくかの違いしかないんですよね。前職の営業スキルを活かす機会はありそうだなと思い、入社に迷いはありませんでした。
―入社後のお仕事について教えてください。
2013年に入社して、まず店舗の配属になりました。京都駅の八条口店が改装する前の店舗で、マールブランシュカフェ店というカフェがメインのお店があったんです。そちらで1年ほど勤務して、2014年にはチョコレート専門店の加加阿365祇園店に異動して副店長を任されました。その1年後にはマールブランシュカフェ店に戻って、店長を任せていただきました。
―入社してから一気に店長まで昇り詰めたりと、激動の3年間ですね。
そうですね。でも、まだまだこれからなんですよ。2018年には大丸京都店の店長を務めて、2019年からは本社のマーケティング部に異動となり、広報やディスプレイをメインに担当させていただきました。2022年にまた営業部に戻ってきて、お取り寄せ店の店長を務めています。
―本当に色々な店舗や役職を経験されているのですね。
店長からグループ長になることが多いので、私のようなキャリアを歩むケースは稀かもしれませんね。
―会社として何か意図があったのでしょうか?
色々な仕事を経験しようという話は、会社の経営方針発表会でも言われているので、その一環なのかもしれません。今後はもっと私のようなキャリアを積む人が増えていくのではないかと思います。
―ご自身でこういう仕事がしたいと要望を出されたことはありますか?
あります。店舗時代、私は路面店にしか勤務したことがなかったので、百貨店内のお店を経験させてほしいとお願いしたことはありました。それで大丸京都店に異動になったんです。
―路面店と百貨店では仕事内容がどう違うのでしょうか?
路面店はお客様の回転が速いですね。特に私がいたマールブランシュカフェ店はカフェがあるので、お客様の数がとにかく多く、回転を速くする必要がありました。一方で百貨店はギフト需要が多かったりと、お客様からのニーズが違うので接客するなかで重視することも変わってきます。また、お客様のもとに出向いて注文を取る外商の方も来られるので、人間関係の構築も大事な仕事になります。
―そういった百貨店でしか経験できないことを学んで、成長していきたいと思ったということですね。
個人的に常に成長していきたいという思いがあります。店長になってからは、次のキャリアステップにいきたいという気持ちがあったので、積極的に色々なことを学びにいきました。